
京都精工製搬送機 両面検査が可能なブランクス検査装置
“SV-SK7000″は、京都精工株式会社製の搬送機を採用したブランクス専用画像検査装置です。供給フィーダで自動供給しながら、両面を連続検査するコンベア搬送方式の検査装置です。最大搬送速度100m/分で、1時間に10,000枚の検査が可能です。
供給部には専用フィーダを採用、従来の装置では検査できなかった異形状のブランクスの検査を可能にし、集積部の高さは、500mm~700mmまで調整可能。メッシュベルトによる安定した吸着搬送しながら、高解像度ラインセンサで、ピンホール、文字欠け、かすれ、位置ずれ、異物などの微細欠陥を自動検出します。不良品はフラップ排出機構で自動排出され、良品は枚数をカウントし、あらかじめ指定した枚数ごとに自動仕分けされます。
弊社検査ソフトの独自技術である輪郭ファジー処理と伸縮補正位置合わせ技術により、印刷の位置ずれや伸び縮み、印刷輪郭部のばらつきがあっても、的確に輪郭部の欠陥を検出します。
画像処理エンジンにはワンマスター方式の「アスミルビジョン」または「フレックスビジョン」を搭載、印刷の位置ずれや伸び縮み、太り・細り、輪郭ばらつきなどがあっても、1枚の良品画像をマスター登録するだけで過検出を起こすことなく微細欠陥を検出します。可変情報である連番チェックと文字認識、バーコード読み取りから可変印字の品質検査まで対応、高機能カラー処理で色むら・色ずれ・色抜け欠陥等も検出します。
概要
- 装置サイズは3,509mm(W)×2,025mm(D)×1,700mm(H)
- 最大検査対象サイズは、幅350㎜×送り350㎜に対応
- 最大搬送速度:100m/分、処理枚数:送り350㎜時、10,000枚/時
- 従来の装置では検査できなかった異形状のブランクスの両面検査が可能
- 供給部の集積高さは、500mm~700mmまで調整可能
- メッシュベルトによる吸着搬送
- カラー/モノクロラインセンサ採用、高速高精度画像検査を実現
- 画像処理エンジンは「アスミルビジョン」か「フレックスビジョン」選択可能
- ピンホール、欠け、突起、汚れ、かすれ、にじみ、異物、傷などを検出
- 見当ずれ・位置ずれ・抜きずれ・寸法・高精度計測が可能
- 連番、バーコード、2Dコード、マイクロQRコード、可変印字などの可変情報印刷品質検査からバーコード検証(グレード判定参考値)まで
可変・固定印刷品質検査、背景・絵柄品質検査、寸法計測を同時実行
※フレックスビジョンを採用の場合
基本仕様
項目 | 内容 |
---|---|
本体標準 サイズ |
3,509mm(W)×2,025mm(D)×1,700mm(H) |
検査対象 サイズ |
最大 幅350mm×送り350mm |
搬送速度 | 最大 100m/min ※送り350mmワークの場合、1時間に10,000枚検査可能 |
ラインセンサ | カラー/モノクロ2K(2,048画素)、4K(4,096画素)採用 |
照明 | LED高輝度ライン反射照明 |
PC | OS:Windows マルチコアCPU、メモリ6GB以上 |
電源 | 3相200VAC、、50/60Hz、約4.6kw ※検査ユニット側は単相100VAC、15A |
画像処理 ソフトウエア |
アスミルビジョンまたはフレックスビジョン |
検査レベル指定 | 5段階選択(例:厳しい、やや厳しい、普通、やや粗い、粗い) ※各検査条件はユーザ指定可能 |
検査内容 | ピンホール、文字欠け、突起、にじみ、かすれ、異物、色むら、印刷位置、ラベル位置、見当ズレ、位置ズレ計測、傾きズレ計測、OCR(文字認識)、バーコード・2次元コードの認識・照合、連番検査、バーコードグレード判定(参考値) ※サポートするバーコード/データコード NW-7(Codabar)、JAN(EAN、UPC)、CODE-128、CODE-93、CODE-39、Interleaved 2of5(ITF)、Industrial 2of5、RSS(GS-1 Databar)、他 / QRコード、マイクロQRコード、DataMatrix (ECC 200、GS-1)、PDF 417 ※印刷文字や指定場所ごとに異なる検査精度や条件を設定可能 |
出力 | NG画像(全画像、欠陥部切り出し画像)、欠陥位置、検査・計測結果レポート、検査条件ファイル保存 |
結果確認機能 | AsmilSnap(アスミルスナップ)またはFLX-Verify(フレックスベリファイ)機能
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