フラットベッド型 検版システム
S-Scan A2/A3/A4
A2・A3・A4サイズに対応する検版システム
- 検査対象
- シールラベル
- カード
- 銘板
- フィルム
- ブランクス
- 各種シート
S-Scan A2/A3/A4の製品特長
- 多品種少量生産のラベル、シート、カードの刷り出し検査に最適
- スキャン画像同士の比較、データとアナログ(印刷物)の比較、データ同士の比較が可能
- 多面印刷時、1面の良品マスターを設定するだけで全ピース自動検査
- ウィザード式簡易設定操作ツール NEOで誰でも簡単に検査設定
- A3カラーシート全面に対し、検査設定から処理まで30秒~1分で完了
- 欠け、ピンホール、突起、にじみ、かすれ、異物、汚れ、色むら等検出
- 位置ずれ計測、印刷位置、見当ずれ、ラベル位置、傾きずれ計測
- スキャナー分解能 600dpi(42.3μm/画素)、300dpi(84.7μm/画素)、200dpi(127μm/画素)選択可能
- 固定印字品質検査と可変印字のOCR(文字認識)、連番確認、バーコード、2次元コードなどの可変情報印字の読み取りと照合(バリアブル印刷の検査)、品質検査からバーコード検証(グレード判定)まで
- ΔEの色差検査も可能
検版システム導入のメリット
マスターのデジタルデータと印刷物をスキャンした画像では、ベタと網点、文字の太り細りなど文字輪郭の状態が異なり、さらに印刷物はスキャン時の伸び縮みも発生します。文字輪郭の状態を補正したり、色合い明るさなどを補正し、文字欠け、インク飛び、抜きずれ、文字ツブレ、傷を検出しています。検査結果のレポートは、PDF形式で保存可能です。
検版システムを支えるシリウスビジョンの基幹技術
過検出を極限まで抑え込んだ独自の高精度画像検査アルゴリズムで、
固定印刷検査と可変印刷検査(バリアブル印刷の検査)を同時処理します。
検版へのAIの応用(オプション)
人による高度なスキルや経験でなければ到達できなかった検査の領域に最新のAI技術でアプローチ。既存の画像検査基幹技術と最新のAI技術の融合により、熟練検査員と同等の良否判定と欠陥分類の自動化を実現します。
画像検査ソフトウエア FlexVision(フレックスビジョン)
FlexVisionは、過検出を極限まで抑制する独自の検査アルゴリズムを含む2,000以上の高度な画像検査機能を搭載しています。この機能を自由に組み合わせて、標準的な固定印刷絵柄検査だけでなく、部分可変検査から、絵柄・数字・文字全てが可変する全可変検査(バリアブル印刷の検査)、更には、成形品・電子基板外観検査まで、幅広い分野の画像検査用途でご利用いただけます。
検版やカード検査、ボトル・容器検査といった各種用途ごとにウィザード式簡易設定操作ツール NEOが用意されており、検査設定も容易に行えます。
簡易設定
位置決め設定
ツリー構造
欠陥検出
基本仕様 | |
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型番 | S-Scan A2:SV-PB3000 S-Scan A3:SV-PB2000 S-Scan A4:SV-PB1000 |
本体標準サイズ | S-Scan A3:640mm(W) × 468mm(D) × 156mm(H) 15kg |
検査対象サイズ | A4 210mm×297mm、A3 297mm×420mm、A2 420×594mm |
検査対象 | シールラベル、カード、銘板、フィルム、ブランクス、各種シート |
分解能・解像度 | 光学解像度最大600dpi(スキャナー性能に依存) |
比較検査方式 | 1.良品マスターのスキャン画像と検査対象の刷り出し印刷物のスキャン画像比較 2.版下デザインデータと刷り出し印刷物スキャン画像との比較 3.デザインデータ同士(PDF同士、PDFとTIFF等)の比較 |
多面刷検査方式 | 1面をマスターとして選択し設定、多面全ピースを自動検査 |
検査レベル指定 |
5段階選択(例:厳しい、やや厳しい、普通、やや粗い、粗い) ※各検査条件はユーザー指定可能 ※印刷文字や指定場所ごとに異なる検査精度や条件を設定可能 |
検査内容 |
ウィザード式簡易設定操作ツール NEOで誰でも簡単に検査設定 欠け、ピンホール、突起、にじみ、かすれ、異物、汚れ、色むら等検出 位置ずれ計測、印刷位置、見当ずれ、ラベル位置、傾きずれ計測 |
検査結果確認 |
検査結果表示ツール FlexVerify(フレックスベリファイ) ・欠陥箇所の拡大表示とあおり(ブリンク)表示 ・帳票出力機能(PDF) ・CSV出力機能 ・判定結果の記録、保存、確認変更とレポート |
検査ソフトウエア | FlexVision(フレックスビジョン) |
電気容量 | 100V |