逆転搬送可能 スリッター搭載横軸ロール検査機
S-Lab SSR-SB
スリットしながら連続全数検査可能(未検査ラベル無し)
逆転搬送可能、貼り間違えも再検査できるので安心!
- 検査対象
- シールラベル
- フィルム
- 転写箔
S-Lab SSR-SBの製品特長
- 装置サイズは3,450mm(W)×950mm(D)×1,838mm(H) ※ロール径含まず
- 最大搬送速度100m/分(検査速度はラベルサイズや検査内容に依存)
- 最大ロール幅350mm、ロール径φ600mmまで適用
-
スリットしながら検査する際、従来装置では不可能だった逆転搬送が可能に
万が一、貼り間違えが起こっても、カメラでしっかり再検査できるので安心 - カラー/モノクロラインカメラ採用、高速高精度画像検査を実現
- オプションで、透明ラベルの有無検査が可能なマルチ照明を採用可能
- 画像検査ソフトウエアは「AsmilVision(アスミルビジョン)」または「FlexVision(フレックスビジョン)」から選択可能
- ウィザード式簡易設定操作メニューで誰でも簡単に検査設定
- ピンホール・欠け・はみ出し・かすれ・異物・傷などを安定検出
- 見当ずれ・位置ずれ・抜きずれ・寸法・高精度計測が可能
- 連番、バーコード、2次元コード、可変印字などの可変情報印刷(バリアブル印刷の検査)
品質検査からバーコード検証(グレード判定参考値)まで
可変・固定印刷品質検査、背景・絵柄品質検査、寸法計測を同時実行 - シールラベル以外に転写箔ロールフィルム、フィルム電子基板検査も可能
マルチ照明(オプション)
高速高精度画像検査を支える様々な照明技術
透明ラベル・蒸着ラベル・糊殺しラベル・箔押しラベル・和紙製品など、多種多様なラベル品種に対し、検査に最適な照明条件を1台で構築することが可能です。製品種類ごとに、カメラや照明を増やす必要はありません!
- ライン照明
- ドーム照明
- 正反射照明
- 同軸照明
- 透過照明
マルチ照明が1台あれば…
シールラベルに合わせた検査機能
ロール状シールラベルの印刷品質検査を目的とした画像検査機。
高速高精度ラインカメラを採用しており、微細欠陥(異物、文字欠け、はみ出し、にじみ、かすれ、ピンホールなど)を自動検出。
- 1欠陥を検出した場合、欠陥検出ラベルが目視確認ステージ位置で自動停止します。
- 2PCモニターに欠陥検出ラベルの欠陥部の画像が拡大表示されます。
- 3目視確認ステージ位置で止まった実際のラベルと見比べ、その欠陥が不良かどうかをオペレーターが目視で確認します。
- 4目視確認の結果、不良ラベルであれば良品ラベルに貼り替えます。
- 5検査再開のボタンを押すと、貼り替えたラベルがカメラの位置まで自動的に巻き戻され、貼り替えたラベルから検査を再開します(貼り間違いがあった場合は、検査機が不良と判定し、目視確認ステージ位置で再度自動停止します)。
- 6上記の1から繰り返し、全数を検査します(未検査ラベルなし)。
シールラベル検査を支えるシリウスビジョンの基幹技術
過検出を極限まで抑え込んだ独自の高精度画像検査アルゴリズムで、
固定印刷検査と可変印刷検査(バリアブル印刷の検査)を同時処理します。
画像検査ソフトウエア AsmilVision(アスミルビジョン)
AsmilVisionは、シールラベル、銘板、ブランクス、ビジネスフォームおよび一般商用印刷検査に適しています。FlexVisionの高度な画像検査機能を引き継いでいますが、「誰もが簡単に使える」をコンセプトにしており、直観的に操作できるソフトウエアになっています。
PDF検版検査機能や色・見当の監視機能、ワンクリックで検査ピースの自動認識、検査エリアと検査レベル設定、伸縮補正と自動分割、そして検査実行まで全自動で行う「フルオート」設定など、先進の機能を備えています。
ウィザード選択
自動ピース検出
自動位置決め
欠陥検出
画像検査ソフトウエア FlexVision(フレックスビジョン)
FlexVisionは、過検出を極限まで抑制する独自の検査アルゴリズムを含む2,000以上の高度な画像検査機能を搭載しています。この機能を自由に組み合わせて、標準的な固定印刷絵柄検査だけでなく、部分可変検査から、絵柄・数字・文字全てが可変する全可変検査(バリアブル印刷の検査)、更には、成形品・電子基板外観検査まで、幅広い分野の画像検査用途でご利用いただけます。
検版やカード検査、ボトル・容器検査といった各種用途ごとにウィザード式簡易設定操作ツール NEOが用意されており、検査設定も容易に行えます。
簡易設定
位置決め設定
ツリー構造
欠陥検出
検査ユニット
画像処理ソフトウエア(AsmilVision、FlexVisionなど)、カメラ・レンズ、照明、パソコン、画像ボード、I/Oボードおよび各機器のケーブルと電源などから構成される画像検査ユニットです。
お客様の既存の生産ラインや機器、用途に応じて、最適なユニット構成でご提供します。
帳票類などのビジネスフォームを印刷するフォーム輪転機に対しては、CISカメラを適用することで、表裏両面の高速全幅印刷検査システムが構築可能です。
基本仕様 | |
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型番 | S-Lab SSR-SB:SV-RS8000 S-Lab SSR-SB(ドーム):SV-RS8030 S-Lab SSR-SB(マルチ):SV-RS8050 S-Lab SSR-SB-CIS:SV-RS8100 |
本体標準サイズ | 3,450mm(W) × 950mm(D) × 1,838mm(H) ※ロール径含まず |
検査対象サイズ | 最大幅 350mm、最大ロール径 φ600mm |
検査対象 | シールラベル、フィルム、転写箔 |
搬送速度 | 最大 100m/分 ※検査速度は、対象のサイズや検査内容、精度に依存 |
採用カメラ | ラインカメラ:カラー/モノクロ 2K(2,048画素)、4K(4,096画素)より選択可 ※CISカメラも選択可 |
分解能 | 4Kラインカメラ使用時(視野350mm):85μm/画素 |
照明 | S-Lab SSR-SB:ライン照明 S-Lab SSR-SB(ドーム):ドーム照明 S-Lab SSR-SB(マルチ):マルチ照明 |
検査レベル指定 |
5段階選択(例:厳しい、やや厳しい、普通、やや粗い、粗い) ※各検査条件はユーザー指定可能 |
検査内容 |
ピンホール、文字欠け、突起、にじみ、かすれ、異物、色むら、印刷位置、ラベル位置、見当ずれ、位置ずれ計測、傾きずれ計測、OCR(文字認識)、バーコード・2次元コードの認識・照合、連番検査、バーコード検証(グレード判定参考値) ※サポートするバーコード/2次元コード NW-7(Codabar)、JAN(EAN、UPC)、CODE-128、CODE-93、CODE-39、Interleaved 2of5(ITF)、Industrial 2of5、RSS(GS-1 Databar)、他 / QRコード、マイクロQRコード、DataMatrix(ECC 200、GS-1)、PDF 417 ※印刷文字や指定場所ごとに異なる検査精度や条件を設定可能 |
検査結果確認 |
検査結果表示ツール AsmilSnap(アスミルスナップ)またはFlexVerify(フレックスベリファイ) ・欠陥箇所の拡大表示とあおり(ブリンク)表示 ・帳票出力機能(PDF) ・CSV出力機能 ・判定結果の記録、保存、確認変更とレポート |
検査ソフトウエア | AsmilVision(アスミルビジョン)、またはFlexVision(フレックスビジョン)から選択可能 |
PC | OS:Windows マルチコアCPU、メモリ4GB以上 |
出力 | NG画像(全画像、欠陥部切り出し画像)、欠陥位置、検査・計測結果レポート、検査条件ファイル保存 |