
卓上型でも高精度検査が可能、多品種小ロット向け検査装置
概要
- 1,510mm×710mmの卓上型コンパクトサイズ、女性に優しい静音設計
- 最大搬送速度50m/min(検査時速度はラベルサイズや検査内容に依存)
- 最大ロール幅200mm、ロール径φ350mmまで適用
- 従来機のような長いリードテープまたは未検査ラベルは不要
- カラー/モノクロラインセンサ、またはCISカメラ採用、高速高精度画像検査を実現
- 画像処理エンジンは「アスミルビジョン」か「フレックスビジョン」選択可能
- ピンホール・欠け・はみ出し・かすれ・異物・傷などを安定検出
- 見当ズレ・位置ズレ・抜きズレ・寸法・高精度計測が可能
- 連番、バーコード、2Dコード、マイクロQRコード、可変印字などの可変情報印刷品質検査からバーコード検証(グレード判定参考値)まで
可変・固定印刷品質検査、背景・絵柄品質検査、寸法計測を同時実行
※フレックスビジョンを採用の場合 - ラベルシール以外に転写箔ロールフィルム検査も可能
SV-RL1000/1030の主な機能
SV-RL1000/1030は、ロールラベルの印刷品質検査を目的とした業界最小の卓上型画像検査装置です。
高速高精度ラインセンサを採用しており、微細欠陥(異物、文字欠け、はみ出し、にじみ、かすれ、ピンホールなど)を自動検出します。
- (1) 欠陥を検出した場合、目視確認ステージ位置で欠陥ラベルが自動停止します。
- (2) モニタ画面には欠陥ラベルが拡大表示されており、実欠陥ラベルと見比べて欠陥かどうかを目視確認します。
- (3) 欠陥であればこのラベルを良品ラベルに貼り変え、そのラベルまで自動的に巻き戻して検査が再開されます。
また、オプションのラベルマーキング装置を取り付けておくと、検査中に停止することなく、欠陥のあるラベル位置付近に自動的にNGマーキング可能です。
画像処理エンジンにはワンマスター方式の「アスミルビジョン」または「フレックスビジョン」を搭載、印刷の位置ずれや伸び縮み、太り・細り、輪郭ばらつきなどがあっても、1枚の良品画像をマスター登録するだけで過検出を起こすことなく微細欠陥を検出します。さらにフレックスビジョンの場合は、連番・バーコード・2Dコード・マイクロQRコードや、会員番号・名前などの可変情報が印字されていても、それを読み取って正しく印字されているかを照合するとともに、欠けやにじみ、かすれ、はみ出しなどの微細印刷欠陥を検出します。同時に見当ずれ・位置ずれ・傾きずれ・任意箇所の寸法を高精度で計測可能です。
基本仕様
項目 | 内容 |
---|---|
本体標準 サイズ |
1,510mm(W)×710mm(D)×610mm(H) ※CISカメラ採用なら970mm(W) |
検査対象 ラベルサイズ |
最大 200mm(幅) |
検査対象 ロールサイズ |
最大 φ350mm(ロール径) |
必要リードテープ長さまたは未検査ラベル長さ | 1,500mm(以上) |
ラインセンサ | カラー/モノクロ2K(2,048画素)、4K(4,096画素)またはCISカメラ採用 ※4K採用、視野200mm設定時、分解能49μm/画素 |
搬送速度 | 最大 50m/min ※検査時速度はラベルサイズや検査内容に依存 |
照明 | LED高輝度ライン反射照明、ドーム照明 ※オプションで透過照明採用可能 |
PC | OS:Windows マルチCPU(2~4Core)、メモリ4GB以上 |
電源 | 単相100V、50/60Hz、約1.0kw |
画像処理 エンジン |
アスミルビジョンまたはフレックスビジョン |
検査レベル 指定 |
5段階選択(例:厳しい、やや厳しい、普通、やや粗い、粗い) ※各検査条件はユーザ指定可能 |
搬送装置 | ラベル枚数カウンタ、NG時貼替え位置自動停止、外巻き・内巻き対応 |
NG処理 自動制御 |
自動停止後、張替え自動逆転再検査とワンパスモード切替 ※無停止NG画像保存または自動NGマーキング(オプション)可能 |
検査内容
項目 | 内容 |
---|---|
検査対象 | ロール巻きラベルシール |
印字品質検査 | 異物、欠け、ピンホール、印刷抜け、汚れ、かすれ、ひげ、文字太り・細り、ほか |
背景欠陥検出 | インク飛び、異物、シミ、すじ、傷、打痕、汚れ、ほか |
寸法計測 | 幅、角度、アールなど |
位置ズレ計測 | 抜きズレ、ラベル位置、印刷位置など |
可変情報検査 | OCR(文字認識)、連番確認、バーコード/2Dコードなどの読取りと照合、品質検査、バーコードグレード判定(参考値) |
結果確認機能 | AsmilSnap(アスミルスナップ)またはFLX-Verify(フレックスベリファイ)機能
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